漢方は体全体を整えることを第一に考える治療法

女性ホルモンサプリ

 

女性ホルモンのバランスが乱れると心身に色々な症状が現れますが、その一つ一つに対応していくのではなく、一つの漢方で全ての症状の改善を目指します。

 

ピルやホルモン補充療法(HRT)を行うとすぐに効果があらわれるのに対し、漢方は弱っているところをじっくり整えながら体を健康な状態にしていくので時間はかかります。

漢方薬のメリット

  • 一つの処方で色々な不快症状を改善することができる
  • 誰でも使用できる
  • 昔から効果が確認されてき、たくさんの処方がある
  • 副作用があまりない
  • 長時間使用することができる
  • ピルやホルモン補充療法との併用が可能

 

漢方薬のデメリット

効果が出るまでに時間を要する
更年期の代表的な症状であるホットフラッシュに対し、HRT(ホルモン補充療法)よりも効果が低いとされている

 

漢方薬の副作用について

基本的に漢方薬は副作用が少ないとされていますが、「血圧の上昇」と「肝機能障害」この2つには注意が必要です。
そのため、病院での定期的な検査を受けるようにして、悪い変化があった場合、服用を中止するか、処方を変えるなど専門医のアドバイスをもとに対策が必要です。

 

漢方での証とは

漢方薬には、同じ症状に対する処方が一つではなく、いくつもあります。
その中から、その人の体力や体質にあったものを選びます。その人の状態を表すものを漢方で「証」と呼ばれます。

 

同じ症状であっても、証が違う場合、処方が違ってきます。

 

また、同じ人だったとしても季節の変化や加齢により証が変化していくため、処方も変わっていくこともあるのです。

 

証は漢方で四診という4つの方法で診断されます。

 

四診とは望診、聞診、問診、切診の4つで望診は要するに視診です。問診は聴覚や嗅覚を使って、声の感じや体臭などを見るものです。問診は質問に対する答えから診断するもので、切診には脈診と腹診があり、いわゆる触診です。

 

自分に合った漢方薬を見つける一番の方法は専門医に診断を受けることです。でも、少し試してみたいということであれば、薬局やドラッグストアで市販されている漢方薬の利用を試みるのも良い方法です。

女性特有の不調に効果大といわれている漢方の三大処方とは

漢方薬は自然界から採取される生薬を組み合わせて作られたもので、長年効果が試されてきたものですから、とてもたくさんの種類があります。

 

その中でも女性の不調を解消するのに適している三大処方と位置づけられているものがあります。

 

それが以下の3つです。

  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

どれも女性特有の不調である、のぼせやほてり、肩こりや冷え、生理不順などの症状の効果を発揮します。
これら三つの中の基本として考えられるのが加味逍遥散(かみしょうようさん)です。

 

体力面では中間タイプの人に適している処方で、イライラなどの気持ち的な症状を落ち着かせる作用も優れています。更年期障害の治療においてまずはじめに処方されることが多いのがこの加味逍遥散(かみしょうようさん)です。

 

また、体力があるタイプの人は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、ない人は当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が適しているとされています。

 

ただ、症状のあらわれかた次第では他の処方が適している場合もあるため、専門医への相談は欠かさないようにしましょう。

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