HRT(ホルモン補充療法)について

女性ホルモンサプリ

ピルは閉経前のホルモンバランスの崩れによる体調不良を改善するために使われるのに対し、HRTは主に閉経後に使われます。

 

ピルと比べると含まれる女性ホルモンの量はホルモン補充療法の方がぐんと少なくなっています。

 

閉経前はピルでコントロールしていた女性ホルモンを閉経後も同じように使っていると、不必要な女性ホルモンを体に入れてしまうことになります。ピルを服用していた人は、閉経を機にHRTに切り替えるのが一般的となっています。

 

ただ、閉経は1年以上月経がない状態をいいますが、閉経したかと思えば不規則にまた月経がやってきたりすることもあり自分では閉経を判断しにくいものです。

 

そのため、HRTをスタートする場合はまず血液検査でホルモン数値を調べます。

 

自分の卵巣の状態をわかっておくためにも更年期に入ったら半年に1回程度はホルモン値を調べるようにしましょう。

 

ホルモン補充療法をスタートするための主な検査は以下の通りです

  • 問診・・・既往歴、現状、生理の状態
  • 内診、超音波検査・・・子宮、卵巣の状態
  • 血液検査、尿検査・・・女性ホルモンの値、コレステロール値、血糖値、貧血、肝機能、腎機能、甲状腺機能など
  • 身長、体重測定
  • 血圧測定
  • 乳がん、子宮頸がん、子宮体がん検査
  • 骨密度検査

 

主なホルモン補充療法(HRT)の効果について

  • 更年期の不快症状を改善させる他に、美容と健康をキープする様々な効果が期待できます。
  • めまい、耳鳴りの改善
  • 動悸の改善
  • 記憶力や集中力低下を改善
  • 肩こりや関節痛を改善
  • ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、多汗)を改善
  • 頻尿や尿漏れなどのトラブルを改善
  • 性交痛を改善
  • 善玉コレステロール(HDL)を増やして悪玉コレステロール(LDL)を減らす
  • 肌の潤いやハリが増し、しわを予防する
  • 骨粗鬆症の予防
  • 認知症予防

人それぞれ効果が現れるまでの期間や効き目は違うものの、即効性があるのがこのホルモン補充療法(HRT)。
HRTをスタートし2〜3週間ほどすると、ほてりや発汗といった更年期独特の症状が緩和していきます。

 

継続して行うことにより骨や皮膚の衰えを防止する効果も高いため、美容目的でHRTを検討する人もいるほどです。

 

ただ、HRTの効果があらわれないことも時にはあります。

 

そのようなときは、しばらく様子を見るというのも一つですが、辛い症状が続くようであれば医師に相談し、漢方薬での治療を図るなど他の治療法とへいようしたりすることも可能です。

 

HRT(ホルモン補充療法)にはもちろんデメリットも存在します

HRTは病歴によってはリスクが伴い、HRTを受けることができない人もいます。
HRT(ホルモン補充療法)を開始すると、おりものが増えたり、おっぱいが張ったりする副作用を起こす人が少なくないのですが、これらの症状は一時的でおさまることがほとんどです。ほとんどの場合、体がHRTに慣れてくるのに従い、おさまっていきます。

 

だからといって我慢する必要もなく、薬の服用方法や種類を変更することで不快な症状が軽減されるケースもあります。体調を良くするために行うHRTですから気になることがあったら気軽に病院に行きましょう。

 

HRTを行う上で子宮体がんや乳がんになりやすくなるんじゃないかという不安の声があがります。

 

子宮体がんは、エストロゲンにプロゲステロンを組み合わせて投与することにより、リスクを抑えられることがわかっており、一般的にホルモン補充療法(HRT)はエストロゲンとプロゲステロンを組み合わせて投与します。

 

乳がんにおいてはHRTを5年以上継続しておこなうことでわずかにリスクが増すと言われています。そのため、5年を期にHRTの継続を検討する人が多く中には漢方薬に切り替える人もいます。

 

そのほか、血栓症や脳卒中、心筋梗塞のリスクもわずかに増すとされています。

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