女性の薄毛の原因

女性ホルモン

薄毛は、男性の約30%、女性の約10%に発症すると考えられている生理現象の一種で、性ホルモンの作用が密接に関係しています。
具体的には、男性ホルモンのテストステロンは一部が脱毛原因物質のDHTに変化するのに対して、女性ホルモンのエストロゲンは髪の毛にハリや艶を出すコラーゲンの生成をサポートするうえに寿命を長くするという作用があります。

 

このために、男性がM字ハゲやO字ハゲと呼ばれる薄毛になりやすいのに対して、女性は緑の黒髪と呼ばれるような黒々とした状態へと太く長く成長します。

 

ところが、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量は年々低下するので、女性としてのアドバンテージは年齢を重ねるにつれて失われてしまいます。

 

これにより、テストステロンが優勢な状態となるので、男性と同様に薄毛が発症しやすい状態となります。

 

このように、テストステロンが変化したDHT由来の女性の薄毛のことは、女性男性型脱毛症(FAGA)と呼ばれています。

 

なお、加齢以外にもストレスや栄養不良等により女性ホルモンの分泌量は減少するので、女性の薄毛は更年期以降に限定しているというわけではありません。

 

近年は、20代や30代といった若い世代で発症するケースも増加しています。

 

女性ホルモンと女性の薄毛の関係

女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、男性ホルモンのテストステロンが優勢な状態となります。すると、この物質の一部が毛根内部に存在している5α還元酵素に変換されることにより、脱毛原因物質のDHTが生産されます。

 

このDHTは、ヘアサイクルを狂わせるという作用を発揮するので、髪の毛の寿命が短くなり、太く長く成長する前の段階で抜けてしまいます。

 

なお、女性ホルモンのエストロゲンの分量が減少するのは、閉経が近づき卵巣の働きが低下する頃から顕著となります。

 

日本人女性の平均閉経年齢は50歳なので、この数年前あたりから薄毛に悩む人が多くなります。

 

ただし、若いからと言って大丈夫というわけではありません。

 

なぜなら、若年性更年期障害と呼ばれている20代や30代といった若い世代の間でも、女性ホルモンの減少による様々な不調が発症していることが報告されているからです。

 

この若年性更年期障害の原因は、無理なダイエットによる栄養不良やストレス、生活の乱れなどによりホルモンバランスが崩れてしまったことと考えられています。

 

これにより、エストロゲンの分泌量が低下した時と同様に、男性ホルモンのテストステロンが優勢な状況となるので、薄毛が進行するという結果につながります。

女性が薄毛に悩まされないための行動とは

女性の薄毛は、ホルモンバランスの乱れと密接な関係があるので、これに対しての適切なアプローチが症状の予防や改善を可能とします。

 

具体的には、適度な運動によるストレスの解消や食生活の見直しです。

 

また、ホルモンバランスの乱れを整えるプラセンタや大豆イソフラボンなどを補給するという方法も有効です。

 

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さらに、現在では女性の薄毛を対象としたアイテムも多数開発されており、状況に応じて選択することが出来ます。

 

この中には、ミノキシジルのように皮膚科学の社団法人からも有効性が承認されている方法もあるので、薄毛になったからと言って絶望しなくてはならないというわけでは全くありません。

 

ちなみに、男性の薄毛と同様に医学的な方法も考案されており、かなり進行した状態からでも回復させることが出来ます。

 

特に、確実なのがイングランドのプレミアリーグで活躍しているW・ルーニー選手が受けたことも広く知られている自毛植毛という治療法です。この方法は、1年間で200,000件以上が実施されており、この内の10パーセントを女性が占めています。

 

移植できるだけの毛根組織が残っていることだけが条件で、年齢や性別、薄毛の原因などは不問です。つまり、女性ホルモンの低下が原因の脱毛症にも対応できるということになります。